昨日の「春探し」で遭遇した光景です。
フクジュソウを見つけて、ウキウキしながら園内の散歩を再開した矢先でした。
どこからか、「パンッ!」と結構大きな音がしたので、音が聞こえて来た方向を見ると、毛がフサフサした動物が。
「エゾリス」でした。
「へ~」と見慣れた感じで眺めていたんですが、よくよく見ると
「デカッ!!」
ちょっとあの大きさのエゾリスを見たことはありません:汗
しかも、とある「おじさん」に近づいては
「来なくていい! あっちいって!!」
と追い払われているではありませんか!?
「リスが自ら人間に近づく??」
これまた見慣れぬ光景にビックリ。
不思議な光景に見惚れていたら、別な箇所から今度は小さなリスが出て来て、木や草原をピョンピョン飛び跳ねています。
そこに、サーっとカラスがやって来ました。
ここまででおおよその経緯がわかりました。
「大きな音」は、おじさんが手を叩いてカラスを追い払っていたのだと。
大きなリスは、恐らく子リスの母親。
守ってくれているのを知ってか、あるいはおじさんが子リスに餌を上げていたのか、警戒心持たず近づく理由もわかった気がしました。
カラスはしつこく、子リスを明らかに狙っていました…。
子リスにカラスが接近したら、おじさんが手を叩いて大きな音を出すも、そう簡単には引き下がらない。
ちょっとハラハラしながら、見続けていました。
すると、おじさんが細長くてしなる金属の棒を出しました。
それを振ると、カラスが去っていきました。
…金属の棒が太陽の日で光ったから??
ともあれ、カラスは去り、子リスは木から木へ次々と移動。
おじさんは、そのまま待機していたのではないかと…?
なかなかお目にかかれない場面に遭遇し、いろいろ考えさせられました。
自然の摂理とは言え、小さな命を大きなものから守ろうとするのは「人間のエゴ」か?
いや、どちらの命も奪う行為ではないから、やはり「小さな命を守ろういう優しさ」なのではないか?
園内をゆっくり散歩しながら考えましたが、「後者である」と思います。
おじさんに拍手!
春の訪れを知らせてくれる花々との出会いもありましたし、とても温かい気持ちになれた土曜日でした。
(昨晩のお酒、美味しかった~:笑)
しゃ、写真…。
展開が早くて撮れませんでした…。