紫外線を適度に浴びた方が良い理由はビタミンDを生成され骨粗鬆症を防ぐ

「紫外線」と聞くと、ほとんどの人は「肌に悪い」「シミやシワの原因になる」といったことを連想するでしょう。
特に女性は「肌の大敵」と見なす傾向が非常に強く、季節を問わず紫外線対策をする人もいますね。

紫外線のビタミンD形成で骨ができる

確かに、紫外線は皮膚のコラーゲンにダメージを与え、肌の老化の原因となります。また、あまりにも強い紫外線を浴び続けると皮膚癌になったり、白内障を引き起こしたりする可能性もあります。
何かとマイナスイメージばかりの紫外線ですが、実は身体へのプラス作用もあります。

まず、紫外線を浴びることで「ビタミンD」が皮膚で作り出されます。ビタミンDは骨を作るために必要な物質です。皮膚で作り出されたビタミンDが体内で代謝されることで、腸からカルシウムが吸収されます。

つまり、紫外線を浴びないでいると、骨はもろくなり、最終的には骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を発症してしまうこともあります
骨は日光に浴びることと、運動をすることで強くなります。紫外線は人間にとって必要なものでもあるのです。

最近は、比較的若い女性でも骨粗鬆症になるケースもあります。
適度に紫外線を浴び、適度な運動をした方が、むしろ「アンチエイジング」になります

紫外線は他に、細胞の生まれ変わりを促進し若返らせる作用や、血圧を下げたり、コレステロールの減少させる効果もあります。
若返り(アンチエイジング)は、「良質な睡眠」にも深い関わりがあります。

日光浴と睡眠の関係

ビタミンD生成のほかに、太陽の光をあびることによって、脳の松果体に良い影響があります。
「メラトニン」というホルモンが生成され、1日の睡眠サイクルを整えてくれます。(朝ちゃんと起きて、夜ぐっすり快眠)

また、同時に「セロトニン」というホルモンも生成され、不安などの感情を落ち着かせてくれます。(「幸せホルモン」とも呼ばれています。)

朝と夕方に10~20分間日の光を浴びるだけで、生活リズムが整います。
朝は「今日1日!」、夕方は「今日も1日お疲れ様~」みたいな感覚で、太陽の光を浴びるといいかもしれません。

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