梅干しを食べると医者いらず!?~梅干しの栄養と効能

梅干しは、日本人に馴染みの深い食べ物で、アルカリ性食品の代表的な食品です。
「1日1粒の梅干しで医者いらず」なんて言葉もあるくらいですね。

「医者いらず」と言われる理由は、梅干しには健康維持のための栄養成分が沢山含まれているからです。

梅干しって、確かに日本人に馴染みが深い食べ物ですよね。
昔のおにぎりの中身の具と言えば「梅干し」「鮭」「かつお」といったものがオーソドックスでした。

小さい頃は美味しく食べていた記憶があるのですが、
いつの間にか「な~んかなぁ」と思うようになり、梅干しから遠ざかっていました…。

しかし、ふとしたことをキッカケに「梅干し」から遠ざかってしまった理由が分かりました!
原因を究明・解決して、今はよく食べています。美味しく。

梅干しに含まれる主な栄養と、その効能について解説します。
(遠ざかってしまった理由は、後段にて)

クエン酸で疲労回復

梅干しにはクエン酸がたくさん含まれています。
梅干しの「酸っぱさ」はクエン酸によるものです。

「酸っぱい」ことから、梅干しは酸性食品と連想しがちですが、クエン酸は体内で代謝される際にアルカリ性になります
ですから、梅干しは「アルカリ性食品」になります。

「クエン酸で疲労回復」は、昨今様々な商品が開発されている通り、よく知られている効能です。
疲労回復の他にも、食欲増進や殺菌作用などの効能もあります

ポリフェノール(梅リグナン)

梅干しには、ポリフェノールの一種の「梅リグナン」が含まれています。
梅リグナンには強い抗酸化作用があり、細胞の炎症(老化)を防止してくれます。
つまり、梅干しは色々な病気予防やアンチエイジングに効能があります

また、「抗ウイルス作用」もあるので風邪予防にも最適です。

植物性乳酸菌とカテキン酸

梅干しには植物性乳酸菌が含まれています。
植物性乳酸菌は、腸内環境を整えてくれるので便秘や下痢の予防になります。

また、梅干しにはカテキン酸も含まれています。
カテキン酸は、悪玉菌を抑制する働きのあるアミノ酸です。
カテキン酸には、老化や病気の原因にもなる活性酸素を取り除いてくれる抗酸化作用もあります。
(抗酸化作用については、梅リグナンの説明で書いた通りです。)

乳酸菌とカテキン酸の相乗効果によって、腸内環境改善の効能がより高くなります。

鉄、マグネシウム、カリウムなど

梅干しには、人間に欠かせないミネラルも豊富に含まれています。

鉄は、体内で半分以上が血液中のヘモグロビンの構成成分として存在し、全身に酸素を運ぶ重要な働きをします。
ヘモグロビンの生成に欠かせない栄養素です。

鉄を補給することで、血中酸素量が安定し、免疫力アップになります
また、貧血予防の効能もあります。

マグネシウム

マグネシウムは、人間が生きていく上で欠かせないミネラルです。
生活習慣病の予防、骨粗しょう症予防、血行促進など、多くの効能があります。

カリウム

カリウムは、塩分の「ナトリウム」や毒素を排出してくれる代表的なミネラルです。
むくみの解消などの効能があります。

ビタミンE

ビタミンEにも抗酸化作用があります。

甘い梅干しよりも酸っぱい梅干し

昨今市販されている梅干しは、「甘味料」を使用している商品が多いです。
「酸っぱいのか甘いのかよくわからない味」と感じていたので、私は梅干しを避けがちでした…。

しかし、梅干しの栄養と効能の凄さを知り、「食べるようにしよう!」と思い、漬物屋さんで「甘味料なし」の梅干しを買ってきて、よく食べています。
やっぱり「酸っぱい!」方が美味しいんです。
(個人的な感想です:汗)

梅干しは、カロリー・糖質ともに少ない食品ですが、添加物が多いと、カロリーも糖質も多くなってしまうので、購入の際にはちょっと考えてみても良いのかもしれません。

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