桃の栄養と効能~カテキンの抗酸化作用、ペクチンの整腸作用など

小さい頃、風邪を引くと桃を切って出されたり、桃の缶詰が出てきたり。
「風邪引いた時のちょっとしたご褒美!?」
なんて、子どもの頃は思っていましたが、桃の栄養を知ると納得。
「風邪予防・免疫アップ」の理にかなっている果物だったんですね:汗

桃は約90%が水分ですが、身体に嬉しい栄養を沢山含んでいる果物です。
更に、果物の中では比較的カロリーや糖質が低いのも特徴。

桃に含まれる栄養とその効能を解説します。

カテキンの抗酸化作用

お茶に含まれている成分として有名な「カテキン」ですが、実は桃にもカテキンが含まれています

ポリフェノールの一種のカテキンには、強い抗酸化作用があります
(活性酸素による細胞の酸化を抑えます。つまり、細胞の老化・炎症の予防。)

抗酸化作用により、肌の老化防止や癌予防、免疫力を高めるなどの効能があります
また、カテキンには血糖値の上昇を抑える効果、脂質の吸収を抑制する働きもあります。

ペクチンの整腸作用

桃は、食物繊維の一種の「ペクチン」を含みます。
ペクチンは、腸内の乳酸菌を増やし、腸の調子を整える整腸作用があります

したがって、便秘や下痢を改善する効能があります。
また、ペクチンにはコレステロール値を下げる、血糖値の上昇を抑えるなどの効能もあります。

マグネシウム、カリウム、ビタミンなど

桃には、カテキンやペクチンの他にも、体に良い栄養があります。

マグネシウム

現代人が不足しがちな「マグネシウム」を多く含んでいます。
マグネシウムは、筋肉の運動や神経システム、代謝、血行促進など、人間の生体機能維持にとって欠かせないミネラルです。

カリウム

果物に多く含まれるミネラルですが、桃にも含まれています。
カリウムは、体内の余計な塩分を排出してくれるので、血圧の安定、むくみの解消などの効能があります。

ナイアシン

水溶性ビタミンB群の一種です。
ナイアシンは、糖質や脂質、タンパク質をエネルギーに変える際に働き、酵素のサポートをする栄養素です(補酵素)。

ナイアシンは、DNAの修復や合成、細胞分化など幅広い反応に関与しています。
ですから、肌を綺麗にする効果やシミ・シワ予防にも効能が期待できます。
更に、ナイアシンは美容効果だけではなく、二日酔いにも効果があります。

ビタミンE

ナイアシンの他、様々なビタミンを含みます。
果物の中でも、桃はビタミンEを多く含みます。
ビタミンEにも抗酸化作用があります。

桃を食べる時は?

果物全般に言えることだと思いますが、生のまま食べるのがベターだと思われます。
先に挙げた「カテキン」は桃の皮に近い部位にあります。

糖質が少なめとはいえ、加工品になると糖分が増すケースが多いですから…(?)

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