【2024】北海盆踊りでさっぽろ夏祭りを締めくくる!初日と最終日がオススメ

札幌市の夏の風物詩になった「さっぽろ夏祭り」では、最終週に大通公園2丁目で「北海盆踊り」が開催されます。

2024年の開催日程は、8月11日(日曜・祝日)から8月16日(金曜)です。(※雨天中止)

さっぽろ夏祭りの最終週に行われるということもあって、「さっぽろ夏祭りの締めくくり」と言っても過言ではありません。

一括りで「北海盆踊り」と命名されていますが、子ども向けの「子供盆踊り」と大人向けの「北海盆踊り」の2種類の盆踊りがあります。

子供盆踊りは18時から19時まで、北海盆踊りは19時から21時まで

札幌市内では今も尚、町内会中心に各地で盆踊りが開催されていますが、昔のように沢山の人で賑わう感じはほとんど無くなってしまいました…。

しかし、大通公園で行われる盆踊りは、かなり本格的で参加者も多いです。

しかも結構ユニークな光景も見られるので、とでも楽しい盆踊りになっています。

「外から見るよりも、中に入って踊る方が断然楽しい!」という北海盆踊り

大通公園の北海盆踊りは、特に「初日か最終日」に行くのがオススメです!(その理由は?)

「大通公園の北海盆踊り」を現地で取材し、実際に踊ってみた体験を基に紹介します。

子供盆踊りの紹介

北海盆踊り会場では、まだ明るい時間から盆踊りのセッティングが始まります。

子どもたちは縁日風のイベント(?)で楽しんだり、親子で軽いピクニックみたいな感じで子供盆踊りが始まるのを待っています。

子供盆踊りは、少し暗くなりつつある18時ピッタリにスタート。

「ちゃ~んこちゃーんこちゃんこちゃちゃんがちゃん♪」という聞き慣れた「子供盆おどり唄」に合わせて踊ります。

子供盆おどり唄のルーツを調べてみると「ちゃんこ」ではなく「シャンコ」だったとか。まぁその辺りは置いておいて。

子供盆踊りでは小学校入学前の小さな子の参加が多く見られます。

親御さんも付き添うので、そこそこ賑やか。

白い浴衣を着た「北海盆踊り普及連合会」の皆さんも参加して、子どもたちに優しく踊りを手ほどきしてくれます。

子供盆踊りを微笑ましく眺める方々も多いです。

中には、海外から来た方も子供盆踊りの様子を眺める姿も。

子供盆踊りは、プログラムでは「1時間」となっていますが、実際は45分~50分くらいです。

子供盆踊りに参加した子どもは、お土産をもらえます。

子供盆踊りの終了近い時間帯になると、盆踊りの輪に入る子どもと親御さんが妙に多くなる…?

まぁその辺は昔からの「あるある」現象ですね。「お菓子目的で最後の踊りだけ入る」なんてことは、私も小さい頃やっていた記憶があります(笑)

お土産を貰えるのは小学生以下の子どもです。

また、小学生以下を対象とした「子供盆踊りの太鼓体験」が出来ます。

条件がなかなか厳しかったり(苦笑)

太鼓体験に参加できる条件は、「一人でヤグラを上がれる(保護者同伴はNG)」「スタッフの指示が理解できる」。

小学生か幼稚園・保育園での「年長」くらいの子どもなら参加できるかもしれませんね。

太鼓体験は子供盆踊り開始直後から始まります!

横の太鼓では大人(太鼓叩きの名人)が太鼓を叩いているので、太鼓のリズムが崩れるということはないですよ~

町内会で開催される盆踊りでも「お菓子をもらえる」のは今でもあるでしょうね。

「太鼓を叩かせてもらえる」とかは昔はよくありましたが、昨今はどうでしょうか?

大通公園の子供盆踊りの様子でした。

盆踊り会場の装飾が綺麗なのも魅力の一つです!

お子さんの写真が映えるでしょうね!!

北海盆踊りの紹介

19時から「北海盆踊り」が始まります。

大人対象ですが、元気な子どもも参加したり(微笑)

「えんや~こ~ら~よっと どっこいやっとこ~らよっと!」の「北海盆唄」に合わせて踊ります

北海盆踊りの唄を友人に歌って聞かせたところ、「それってドリフじゃないですか!?(笑)」と言われ…。

正解!

北海盆唄も色々ルーツがあるようですが、世に広く知らせたのは「8時だよ!全員集合!!」という昔のテレビ番組のオープニングソング。「ドリフターズ」が歌っていました。

北海盆踊りの動画を少し見せたところ「え!? この曲知らないです…。」だったようです。

盆踊りと言えば「子供盆おどり唄」を連想するようで、意外と知られていない(忘れている?)「北海盆唄」。

ともあれ、北海盆唄に合わせて踊るのが「北海盆踊り」です。

最初は輪になって踊る方々は少ないものの、時間が経つに連れドンドン参加者が多くなります!

若い人の参加者も意外と多いですし、中には制服姿の高校生も踊りに参加する姿も見られます。(写真は既にスタンバイ中)

北海盆踊りの様子を写真や動画で撮ったり、あるいは盆踊りの様子を背景に自撮りする方々も目立ちます。

ただ、北海盆踊り中盤くらいになってくると、周囲で見る人よりも輪に入って踊る人の方が多くなるのが印象的

踊っている人たちは、心から楽しんでいる様子が伝わって来ます。

振り付けは3パターンしかありません。

ですから、外から見ててもすぐに覚えられるので、段々と中に入って踊る人たちが増えて来ます。

または、恥じらう気持ちを解放して思い切って参加してみたりする人もいたり(←私もその一人でした:笑)

(振り付けを詳しく知りたい方は「北海盆踊り普及連合会」の方々のYouTube動画があるので参考にしてみてもいいかもしれませんね。)

北海盆踊りの所謂オーソドックスな踊りをする人が多い中で、ユニークな踊りをする方々もいます。

ブレイクダンス調に踊ってみたりとか!(後程ショート動画にまとめたものに踊りの様子を入れさせてもらいました。)

更には、その踊りがとても楽しかったらしく、後ろから追いかけて真似したりする方もいたり(笑)

例えば、お子様連れのお母さんが全く見劣りせずに満面の笑顔でキレッキレで踊る姿とかもあったり!!(頭に焼き付いて忘れられないワンシーン)

もう一つ印象的なのは、海外からの参加者が非常に多いこと

多い時だと踊っている人の全体の4分の1か5分の1位が海外の人になります。(中に入ってみてわかったんですが、実はもっと多かったです)

「外で見てても、すぐに北海盆踊りの振り付けを覚えられる」という一つの指標にもなりますね。

さて、前置きに「初日か最終日に行くのがオススメ!」と書きました。

その理由は、初日と最終日は「全て生音」だからです

太鼓はもちろん、笛や摺鉦(すりがね)の音、そして唄も生声です。

BGMだけの時とは、雰囲気が全然違って「祭り!」って感じがヒシヒシと伝わります!!

初日と最終日のラストを飾るのは、「太鼓の乱れ打ち」です。

必見!

踊りに参加した方々が一同に集まって乱れ打ちを楽しみ、終了後は歓声があげて大盛り上がり!

日常では味わえない感動があります!!

そんな楽しい様子を見て、私も北海盆踊りの輪に入って踊ってみました!(後述)

見るより踊る方が楽しい!

北海盆踊りの雰囲気は前述した通りです。

最初は外から眺めながら、楽し気な方々の様子をじっくり見ていました。

北海盆踊りの様子を見ながら気付いたんですが「これ…中に入った方が楽しんじゃないか…?」と思い、振り付けをサッと見て覚えて、輪の中に入って踊ってみました。少し恥ずかしい気持ちはありましたけどね(苦笑)

実際に中に入って踊ってみて感じたこと。

楽しい!!

心底楽しく踊りました!

この記事を書くために、外側から色んな様子を見て写真撮ったりメモしていたのですが、1時間程ただただ見ているだけだと疲れるんですよね…。

「見ているだけで疲れるのに、踊るともっと疲れるんじゃないかなぁ~?」とか思いましたが、大きな誤りでした。

踊っている方が疲れない!

不思議に思うかもしれませんけど、「踊ると楽しい!という気持ちの方が勝るんだ」ということが分かりました

ほぼ2時間続く北海盆踊りですが、気付いたら最後までぶっ通しで踊っていました(笑)

北海盆踊りの紹介の項目の中で「ショート動画にまとめたものに踊りの様子を入れさせてもらいました。」と書きました。

「どこでショート動画を紹介しようか?」と迷いましたが、ここで紹介します。

北海盆踊り総集編のショート動画

一部、手ブレが酷い箇所がありますが、私も輪の中に入ってステップを踏みながら撮影したものです。我ながら器用に思えましたが…?(笑)

(乱れ打ちが一番盛り上がる最後の方は、是非会場に足を運んで見てください!)

ずっと同じ振り付けで踊っていると私は若干飽きてきた感じもあったので、独特な踊りをしつつも、とても楽しんでいる方の踊りを真似てみたりしながら楽しみました。

最初少し恥じらいがあったのが信じられませんでした(笑)

一つどうしても真似できなかったのは、白い浴衣を着た「北海盆踊り普及連合会」の方の踊りです。

一見真似できそうな感じもしましたが、足のステップと膝の屈伸の連動がとても難しくて真似できませんでした。

「さすがだなぁ」とか思いましたね~。

踊りながら気付いたことがいくつかあったんですが、一番驚いたことは「踊らずに外側で見ている人の方が目立ってしまっている」ことです

特に北海盆踊りの中盤くらいになってくると、ドンドン輪の中に入って来て踊る人たちが増えるので、ただ見ている人の人数が踊っている人の人数よりも少なくなります。

北海盆踊りを紹介するショート動画の中に踊りながら撮影した部分がありますが、外側の人の様子も写っているので、そこに少し注目してみると分かります。

そんな訳で、せっかく見に来たのでしたら踊ってみた方がいいですよ~!

もう一つとても不思議に思ったことがありました。

結構多くの人が「巾着やカバン」を持っていること。(これは外から見ていても気付くと思います)

「中には…小物が入っているのかな?」とか思いましたが、その通りでした。

これまた調べてみると長い歴史・ルーツがあるようですが、現代は財布やティッシュなどを入れるための巾着やカバンでした。

「盆踊りのスタイル」みたいな感じです。

まぁ、そんなに型にこだわる必要はないんですけどね。

むしろ「そんな小さな巾着・バッグには持ち物は収まりませーん」です。他の人の多くも同じでしょう。

そんなこともあって、身に着けているものなどなど身軽にして、思い切り楽しく踊りました!

(身軽にする方法は後述します。)

北海盆踊り会場について

北海盆踊り会場の様子を少しだけ紹介します。

「少しだけ」というのも、屋台とかイベント(?)は限られたもので、あくまでも「盆踊りが主体」という北海盆踊りの会場だからです

大きなヤグラと周囲で踊るスペースから少し離れた所には、子ども向け(?)のちょっとした縁日風のブースがあります。

グッズ販売やゲーム・くじ引きなどです。

隣にもちょっとしたゲーム(?)みたいなブースがありますが、年度ごとに内容は変わります。

食べ物や飲み物を販売するブースは一箇所のみ。(先に掲載した写真です)

お祭り会場で、よくありがちな食べ物を販売しています。

ビールなどのアルコール類も販売していますが、景気づけに少しだけ飲むのはありかもしれませんね。

さて、屋台等よりも「知りたい」と思う会場のことを紹介します。

まずは「トイレ」について

トイレ情報

大通公園2丁目にはトイレはありません。(仮設トイレもありません)

トイレを使用したくなった方は、隣の「大通公園3丁目」に常設のトイレがあるので、そちらを利用するのが一番便利です

次に手荷物について

荷物置き場

以前は北海盆踊りの会場にクロークがありましたが、今は無くなりました。

従って、大通駅のコインロッカーを使うのがベターだと思われます。

コインロッカーを使用するなら、大通駅13番出口の近くにあるコインロッカーをオススメします。(宝くじ売り場や、みずほ銀行がある付近)

3時間の時間制で、小さなロッカーだと100円。やや大き目なロッカーだと200円です。両替機もあるので便利です。

コインロッカーを使うと、手荷物は最少限に出来るでしょう。

大通駅13番出口から出ると大通公園3丁目に出ますが、少し歩くと北海盆踊り会場がある大通公園2丁目に着きます。

北海盆踊りに行ってみよう!

北海盆踊りについて「見るだけよりも参加(踊る)する方が楽しいですよ!」というテーマで紹介しました。

札幌市内では、昨今色々なイベントが増えていますが、「参加型」のイベントは逆に少なくなった感は否めません。(特に札幌中心部)

そういった意味でも「希少な夏祭り」とも言えるでしょう。

「最寄りの盆踊り会場で充分」と思われる方も多いでしょうね。

しかし、北海盆踊りは装飾も綺麗ですし、参加者も多く、ユニークな光景も見られます。

記事内で「ユニークさ」を紹介しましたが、着ぐるみの色々なキャラクターも登場して盆踊りを盛り上げます

同じ盆踊りでも、北海盆踊りは「特別感」があります。

「ひと夏の思い出づくり」にも、北海盆踊りに行ってみることをオススメします!

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