札幌市手稲区にある手稲神社では、毎年「敬老の日」に秋季例大祭を行います。
前日は宵宮祭、敬老の日は本祭で2日間に渡って開催されます。
2024年は、9月15日(日曜)、9月16日(月曜・敬老の日)です。
また、敬老の日は「どじょうまつり」も開催されるので「二十四軒・手稲通」が10:00~18:00まで歩行者天国となります。
「神賑行事」では、毎年著名アーティストがゲストに来ることで有名なお祭りです。
とにかく規模が大きい祭り!楽しみが盛り沢山!
それでは、現地での取材を基に、手稲神社秋季例大祭と「どじょうまつり」を紹介します。
手稲神社の神賑(かみにぎわい)行事は、ダンスや音楽演奏・能楽・武術演舞・腕相撲大会・茶席・太鼓など盛り沢山の内容です。
会場は、手稲神社社務所の左側にある立派なステージで行われます。
内容はなかなか本格的(?)
お祭りに来た方々も余興の内容をよく知っていて会場は大盛り上がり!
プロレスリングでは、選手が会場へ乱入するというお笑い要素もあって会場は湧きます。
また、敬老の日の夜には、著名アーティストによるイベントも行われます。
とにかく札幌市内の神社のお祭りの中でも、余興も屈指の内容です!
敬老の日は、どじょうまつりでも多くのイベントがあるので、どちらを選ぶのか大変:汗
以下は、神賑行事・イベントのスケジュール(タイムテーブル)です。
座席指定整理券の配布は、9月8日の10:00~12:00に配布されます。1人2枚まで。(1家族・1グループは最大4枚まで)
席順は全て抽選です。(先着順ではありません)
尚、敬老の日の9:30ピッタリから、整理券配布のため並ぶことができます。(それ以前の時間から並ぶのはNG)
敬老の日に神輿渡御が行われます。(「どじょうまつり」での神輿渡御もあり)
出発は車両で出発し、夕方は徒歩渡御で「手稲神社江戸神輿」と共に到着します。
出発は9時で到着は16時半です。(到着はおおよその時間です。)
見所は、15時半頃から二十四軒・手稲通を通る「手稲神社本みこし」です。
まずは可愛い「子ども神輿」って、何と子供も本格的に担ぎます!(勿論大人の手助けがありながら。)
そして、大人が担ぐ大きな神輿が登場。
各地から集まった神輿の会の方々で、勇ましい声で迫力のある神輿担ぎです。
そんな風に見ていたら、なんと途中から人が神輿の上に乗ります!
ド迫力!!
札幌市内の神輿担ぎを数十か所で見ましたが、人が乗って神輿を担ぐのは初めて見ました!勿論神輿の揺れがありながらです。
その後、一度ビアガーデンの会場になっていた所へ向かいます。
そして餅まき。
「ん?なんか餅まきが寂しいような…」と感じるはずですが、大間違い!(後述)
そして、振る舞い酒で休憩。
それにしても、神社の祭り各地で見られた方々が集結するのは、あまり見られない光景です。
つまり、手稲神社の神輿渡御は大規模であることを象徴しています。
さて、再び出発です。
「ど~も迫力に欠けるなぁ~」なんて声をかけられてバトンタッチ。今度は熟練の方々が神輿の上に乗ります。
神輿の揺れの中でも、安定感抜群で立っていられるのはお見事!
そして、ほどなくして再び「餅まき」です!
場所を変え、2度ほど餅まきが行われますが、今度は餅の量が先程とは違って大量の餅が巻かれます!
神輿を見に来た方々は餅を取るのに必死!(笑)
ところで、餅まきの時の餅をなぜ拾うのでしょう?
少し調べてみました。
江戸時代から庶民に広がったと言われています。
特に新築の家にふりかかる災いを払うために行われていたそうです。
今では、神社や地域の祭りやイベントなどの締めくくりとして餅まきが行われています。
餅まきの餅を拾うことで、厄除け・福を分けるといった意味があるのでしょう。
みんなが楽しみつつ、餅を何とか掴もうとする中、私は取材でかなり疲労しており、しゃがみ込んでいました。
得てして、そんな所に餅がとんで来るんですね(笑)
でも、近くで羨ましそうに小さな子が餅を見ていたので「あげるよ」と。嬉しそうだったので、それはそれで「良かったなぁ」なんて思ったり。
「私に厄が訪れる!?」「福は訪れない!?」なんては思わず、その行いを神様は見ておられるでしょう。自己解釈…(笑)
こちらは粛々とした神輿渡御です。
手稲神社近くで神輿が合流して、神輿渡御の締めくくりが行われます。
手稲神社の祭りでは、境内と手稲神社近くに多くの露店が並びます。祝日に開催されることもあり、多くの人たちで賑わいます。(両日とも歩行者天国)
露店の営業時間は、15日は11:00~20:30、16日は10:00~20:30です。
露店は境内の駐車場や道路に約30店が並びます。
たこ焼き・フルーツ飴・フライドポテト・福袋つりなど。
ちなみに、敬老の日に「どじょうまつり」が開催されるので、そちらに人が多く集まるのかと思いきや、敬老の日も露店は大賑わい!
さて、ここで一つ紹介したい露店があります。
札幌聴覚障害者協会手稲区支部の方々が運営する露店があります。
私、各地の神社のお祭り(20箇所以上)に見て回っていますが、あんなフレンドリーな露店を初めて見ました。
例えば、私が取材のためにあちこち歩いていたんですが「あ~お兄さん、また来たね!」と。
更には、翌日も私の顔を覚えていてくれました。
餃子の販売がメインで、その他ソフトドリンクやビールも販売しています。
特別にお願いをして、餃子を保温するための箱の中を写真に撮らせていただきました。
「ん?…少ないぞ??」
それもそのはず、売れに売れていたからです!後ろで焼く方も忙しそうにしていました。
本当に美味しいんです!
ちなみに、どじょうまつりでも「安いよ~」と宣伝しているビールよりもこの露店のビールが一番安いです。
このページをみて頂いた方への、ひっそり情報(笑)
飲食できる場所は、手稲神社の駐車場にテーブル椅子がいくつか並んでします。
しかし、すぐに人で埋まってしまいます…。
立ち食い・飲みになってしまうことになりますが、すぐ横に割と広めの公園があります。
そこに敷物を用意しておいて、ゆっくり飲食を楽しむこともできます。
ゴミ箱はありません。基本お持ち帰りになります。
しかし、露店の方に聞いてみるといいかもしれません。ゴミを回収してくれる露店もあります。
また、手稲神社境内には仮設トイレもありません。
やはり最寄りの公園の公衆トイレを使用することになります。
敬老の日は、手稲本町商店街の方々による「どじょうまつり」が行われます。
10時~18時まで二十四軒・手稲通が歩行者天国になり、ビアガーデンの他に多くのイベントが開催されます。
どじょうまつりのイベントスケジュール(タイムテーブル)です。
どじょうまつりも、とにかくイベントが目白押し!
どじょうまつりのメインイベントとも言っていいのは「ちびっこどじょうつかみ」。
子どもたちは、どじょうつかみに夢中です!(スタッフの方に手伝ってもらいながら)
夢中でどじょうを掴んでいましたが、それにしても素手でどじょうを掴むのは至難の業。
小さい頃、浅い川でどじょうを捕まえて遊んでいましたが、網がないと難しかった記憶があります。
素手でつかめるのは、どじょうの数が多いからでしょうか?それとも…?
「子どもにどじょうつかみをさせてあげたい」という沢山の親御さんの気持ちは伝わります。
しかし、これもまた大変…。
大行列
写真の数倍は人が並んでいます。
当然順番待ちですが、「ちびっこどじょうつかみ」は1時間のみ。
行列が長いとはいえ、早めに並ぶことをオススメします。(ちなみに写真は、12時少し前の行列の様子です。)
尚、時間のせいか、どじょうの数のせいか、遅くに並ぶと行列の途中で「ここまでです!」と打ち切られてしまします。
やはり、早めに並ぶことをオススメします。
どじょうつかみは諦めて、「他の子ども向けの遊びを…」と考えるかもしれませんね。
しかし、他の場所でも長い行列ができます。
輪投げの行列。
こちらは巨大パチンコ。
ガラポン。
子どもが遊ぶ縁日は、とにかく凄い行列です。(「巨大的当て」も同様です。)
ただし、早い時間帯は凄く混み合うのですが、時間が経つに連れそれほど並ぶこともなくなります。
他のイベントと時間が重なるせいもあるかもしれませんね。
早い時間帯は飲食を楽しんだりして、少し遅めの時間帯で子どもに遊んでもらうのもいいかもしれませんね。
尚、チケット売場でチケットを購入してから、子ども縁日で遊ぶことになります。
どじょうまつりでは、恒例となっている子ども縁日。
「吹奏楽演奏会」と「YOSAKOIソーラン」も、どじょうまつりでは恒例になっています。
吹奏楽演奏会は、正面から見たい方は早めに場所取りが必要になりますが、少しナナメからなら遅い時間からでも、写真や動画は撮ることはできます。
YOSAKOIソーランの方は、始まる前は結構スカスカです。
いい場所で見たければ、最初の方は場所取りが簡単です。
ただ、YOSAKOIソーランは徐々に人が増えて来るので、縁石に座ってゆっくり見たいのであれば、やはり少し早めに場所を確保する必要があると思います。
(立ち見なら、そんなに急がなくてもいいでしょう。)
最後の「総踊り」は、とても賑わい会場が盛り上がるので一見の価値はあると思います。
尚、手稲神社本みこし(江戸みこしの餅まきも)については、神輿渡御の項目で紹介しました。
見逃した方は参考にしてください。
どじょうまつりでは、各イベントの他、ビアガーデンをはじめとした各飲食店の露店・屋台やキッチンカーがズラリと並びます。
本当に沢山あるので、あちらこちらに目移り。
まずは、ビアガーデンから。
ビアガーデン会場は、なの花薬局の提携駐車場になります。(勿論どじょうまつりの日は駐車できません。)
食べ物や飲み物は、十分すぎるラインナップ!
更に、ビアガーデン会場には結構広いスペースで飲食できます。
テーブル席や座敷席(ブルーシート)があります。
割と出入りが多いので、丁度空いた席にサッと座れるかもしれませんね。
空きがなければ、縁石などに敷物を広げて飲食を楽しむこともできます。
もっと紹介したいです。
でも、無理です…。
「二十四軒・手稲通」には、飲食店がズラリと並んでいます。
ズラリと並ぶ飲食店で、ほぼ全店で店の前に小さな露店や屋台を出しているので、全部紹介するのは無理です…。
ビアガーデンよりも安い値段で、ビールなどアルコール類を販売しているので(勿論焼き鳥なども)、少し見て回って買う店を決めるのもいいかもしれませんね。
ただ一つだけ「ここは紹介したい!」という露店が並ぶ場所があります。
歩行者天国にはなっていないものの、二十四軒・手稲通をJR手稲駅から右側(稲穂方面)に向かうと、「えびすや」と「キテネ」というスーパーが並んでいます。
「えびすや」と「キテネ(手稲店)」の露店がとても充実しています!
品揃えが豊富、しかも安い!
二十四軒・手稲通に並ぶ露店では、ここが一番安いです!
しかも、そこで飲食できるものだけではありません!
野菜の詰め放題も!
じゃがいもや玉ねぎの詰め放題や、人参の大安売りとかもあり!
勿論テーブル席もあり、テント付き!
ゴミ箱も設置、トイレは店内のを利用できます。
「えびすや」と「キテネ(手稲店)」の露店はオススメです!
イベントがある会場にも、そう離れていませんし。
以上、かなり長くなった「どじょうまつり」の紹介でした。
手稲神社の例大祭は「敬老の日」の祝日に行われることもあり、かなり多くの人で賑わいます。
拝殿への参拝者も多くなります。(御神木などにも参拝する方が多いです。)
手稲神社は北海道神宮の遥拝所で合祀の歴史もあり、御祭神が多く色々なご利益がある神社です。
また「願い石」と「叶い石」があるパワースポットとしても有名な神社です。
お祭り開催期間は、綺麗な花手水の他、書置きの例大祭の御朱印もあります。
どじょうまつりもある敬老の日は、特に規模が大きく、ある意味では北海道神宮の祭りも大きいかもしれません。
手稲区にお住まいの方や近隣区域にお住いの方、更にはもっと遠方にお住いの方にもオススメできるお祭りです!
一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?