【2024】寒地土木研究所の一般開放はいつ?札幌の千島桜の名所

札幌市豊平区にある寒地土木研究所は、自然災害やインフラなど社会的要請の高い課題を重点的なテーマにして研究開発している研究所です。
その研究所の構内に多くの千島桜の木があります。

研究所構内の環境整備の一環として、昭和59年(1984年)に釧路支庁管内浜中町霧多布から千島桜の苗木を200本取りよせて植樹されました。
その後も千島桜の保護と新たな苗木を育成して今に至っています。(現在は約170本)

千島桜は、北海道では主に道東に多い桜の木で札幌市内では珍しい桜です。
札幌市内にも千島桜の木が数本植樹されている公園はいくつかありますが、約170本もの千島桜が植樹されているのは寒地土木研究所だけでしょう。

寒地土木研究所では、千島桜の開花時期に合わせて構内を一般開放してくれます。
札幌では希少な桜景色が見られます。

そこで、寒地土木研究所の桜の一般開放期間と千島桜の様子を紹介します。

桜の一般開放期間

寒地土木研究所の2024年の桜の開放期間や駐車場などの紹介です。

※飲食・喫煙・ペットの同伴は禁止で、食堂は営業していません。

千島桜の特徴

札幌市内で見られる桜は、エゾヤマザクラ・ソメイヨシノ・八重桜がほとんどです。
千島桜の特徴を簡単に紹介します。

千島桜は他の種類の桜の木に比べると低木です。
ですから桜の花は目線で、あるいは目線よりも下で見ることが出来ます。

千島桜の大きな特徴は、幹が根元から分かれているところです。

根元から幹が分かれているので木の高さがあまり大きくならないのでしょう(?)

千島桜の花は、「開花時はピンク色ですが満開頃になると白くなる」と言われていますが、花が咲くと割と早めに白くなります。

開花して間もない千島桜の花です。
(満開時の千島桜の花は後ほど紹介します。)

こちらは寒地土木研究所の正面入口にあるエゾヤマザクラの花です。
違いがよく分かると思います。

千島桜の花はソメイヨシノに似ていますが、花の大きさが小さいです。
桜の花が小さいので可愛らしく見えるのが千島桜の花の特徴です。

では、寒地土木研究所構内の千島桜の様子を紹介します。

構内の千島桜の様子

中の島駅から歩いて行くと、正面入口に着く前に精進川を渡る橋の上から千島桜の並木が見えます。
奥の方の千島桜が綺麗に見えるので、構内に入るのが楽しみになります!

寒地土木研究所構内に入ると、早速大きめ千島桜がお出迎えしてくれます。
千島桜の木の保護のため芝生(ウッドチップ)内には入れませんが、枝がしだれるように伸びているので桜の花は近くで見ることができます。

他の桜の種類と同じように、千島桜にも色々な花の咲き方があるので1本1本・1花1花を楽しめます。

花の色が白いので、ほぼ満開近い千島桜。
中には葉も目立っている花もあったり。

千島桜の特徴を紹介した箇所で「ソメイヨシノに似ている」と書きましたがいかがでしょうか?

桜の花がパ~っと咲いているのは勿論綺麗なんですが、まだ樹齢が若いであろう小さ目の木に咲く花も可愛らしいですよ!

一度木が枯れかかったのか病気になったのか…。
途中で伐採されている千島桜の木が再生している途中。
その木からとても小さく可愛らしい花を咲かせています。
千島桜の木の生命力に力強さを感じてみたり。

恐らく新しい千島桜の苗木でしょう。
桜の花がほとんど密集していなくて、一花一花ポッポッと咲いている様子がとても可愛らしく見えたり。

まだ蕾が多い木から「やっと桜の花が咲き始めましたよ~」という木も人気がありました。
(漏れ聞こえる人々の声から)

一際人気があったのは、こちらの千島桜の花です。

桜の花が密集していて咲いていて、丸いボールのような形を作っています。
それが1本の木にいくつもあるので、とても可愛らしい咲き方をしている千島桜の花々。

どこにこの千島桜の木があるかは…、ゆっくり桜を見て歩いているとすぐに分かりますよ~!
結構目立ちますからね。

写真でお気付きかもしれませんが、精進川沿いに千島桜の木が植樹されています。

「反対側の桜も見たい!」ので、精進川の上の橋を渡ろうと思いましたが…!?

残念ながら立入禁止。
橋はいくつもあるんですが、全部立入禁止です…。

「え~~…」と思えど、それでも研究所を一般開放してくださるので、わがまま言えないですよね。。

でもでも、「橋の上から見える千島桜の並木の風景は凄く綺麗なんだろうなぁ…。」と残念に思ってもみたり…。
と、トボトボずっと奥まで歩いて行くと…!
橋の上から精進川を挟む桜並木を見れる所がありました!!(一番奥です。)

絶景です!
欲を言えば、雲がない快晴の日で、満開時期だともっと綺麗だと思います。
(こちらは五分咲きの頃の景色です。)

近年は、寒地土木研究所の千島桜を見に訪れる人は1万人を超えるとのこと。
桜が好きな人にとっては、少し遠方からでも見に来る価値はあると思います。

駐車場もありますし、地下鉄駅から歩いてすぐなのも嬉しい場所ですし。

平日は車の数が少なく、特にお昼の時間帯は人も少なめです。
かなりゆっくり千島桜を見られます。

道外からの方にもオススメ観光スポットだと思います!

以上、寒地土木研究所構内の千島桜の紹介でした。
(くれぐれもマナーを守って桜観賞を楽しみましょうね!)

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