白石神社は札幌市白石区にある神社です。
主祭神の他にも神様が祀られており、ご利益が多いです。
特に初詣では多くの人が参拝に訪れる神社として知られています。
また、境内には札幌の他の神社にはない「おすすめスポット」があります。
札幌では珍しいパワースポットがある白石神社を紹介します。
明治5年(1872年)、白石村百番地を社地として定め、札幌神社(現:北海道神宮)が円山に移転したので、その旧社殿を移築したことが白石神社の始まりです。
(仙台藩の方々の開拓により白石村が誕生したのは明治4年。)
明治5年5月に社殿が移築され「札幌神社遙拝所」として認可され、畝傍山陵(神武天皇の陵墓)の御分霊を授かり、白石村守護産土神となりました。
明治30年(1897年)の9月10日に社殿を建立し白石神社として公認され、9月11日を例祭日としました。
その後2度ほど社殿が焼失することがありましたが、昭和42年(1967年)に再建されたのが今の社殿です。
神武天皇~神倭磐余毘古尊(かんやまといわれひこのみこと)
【境内末社】主祭神の神武天皇のご利益は「国家安寧」「開運・招福」「健康・延寿」です。
境内末社の神々のご利益もあります。
太いしめ縄が架けられている正門の鳥居をくぐると「白い」景色になります。
参拝者が歩くところは白い通路になっており、また、境内の敷地に白い砂利が敷かれています。
綺麗な境内です。
手水舎は、札幌市内の神社の中で最近では珍しい手水鉢から柄杓で水をくむものです。
左手を清め、右手も清め、左手に水をくみ口をすすぎ、最後は柄杓を立てて柄杓の柄を清めます。
(手水舎の一般的な作法です。)
そして拝殿にて参拝。
ここまでだと所謂「普通の神社」と変わらないのですが、白石神社にはおすすめのスポットがあります。
境内から下に降りる階段があります。
(※3ヶ所ほどあるのですが、初めて訪問した際には手水舎の近くの階段から降りるのをおすすめします。)
階段を降りると多くの木々に囲まれた日本庭園風な場所に出ます。
池には大きな鯉も泳いでいます。
荘厳で神聖な雰囲気に包まれていて、木々のおかげで日差しが丁度良く差し込んでいます。
「神寄谷(かみよりだに)」と呼ばれています。
湧き水の湿地帯を池にしたのが始まりだそうです。
今では札幌市内に唯一残る湧き水です。
(残念ながら現在では飲めなくなりました。)
「神が寄る谷」の文字通り、境内末社や観音像・石碑などがあります。
いくつか紹介します。
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)を祀る神社です。
神格は海神・水神。
龍神様として信仰されています。
豊玉姫命は、安産・結縁・育児・子孫繁栄・海上安全・農業守護のご利益があります。
実は豊玉姫命は「瀬織津姫(せおりつひめ)」と同一であるという伝説もありますが果たして!?
稲荷大神(いなりのおおかみ)を祀る神社です。
京都市鎮座の伏見稲荷大社の御分霊を授かった神社です。
稲荷神は稲を象徴する穀霊神・農耕神で、五穀豊穣、商売繁昌、家内安全の守り神です。
昭和52年(1977年)に新しく拡充修復されたのが今の白石伏見稲荷社です。
正確な祭神は不明ですが、「学問の神様」が祀られています。
ガラスにヒビがあるものの、御神体を直接みることができます。
辨天神社(べんてんじんじゃ)です。
弁天様が祀られています(?)~正確には不明
「縁結びの神」として立札があります。
こちらも御神体が見られます。
(※観音像や石碑などは後段の「写真ギャラリー」にて紹介しています。)
多くの神様が祀られているので、ゆっくり参拝するとあっという間に時が経ちます。
神寄谷から出ると何やら清々しい気分になれます。
札幌市内の他の神社にはない神聖なスポットです。
一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
白石神社の例祭日など、1年の御祭事です。
9月に行われる白石神社の例大祭を紹介します。
ご参照ください。
御守や御神札などの授与品は授与所にあります。
御朱印も頂けます。(初穂料500円~)
御朱印の受付は授与所で9:00~15:30までです。
【ご祈祷】
昇殿祈願(事前予約必要)
安産祈願、初宮詣、七五三詣、交通安全(車祓い)、家内安全、厄払い、長寿祝い、合格祈願、病気平癒、神棚祓
法人向けの御祈祷も受け付けています。
【出張祈願】
地鎮祭、上棟祭、竣功祭、新宅祭、安全祈願、神葬祭、年忌祭
国道12号線沿いに大きな燈籠があります。
白石神社の目印になります。