玉ねぎの栄養と効能~効果的な調理方法は?

パッと思い浮かべただけでも、あらゆる料理に使われている玉ねぎ。
玉ねぎを使った代表的な料理と言えば、
カレーライス、ハンバーグ、牛丼、チャーハン、しょうが焼き、サラダ、マリネ、オニオンスープ、味噌汁などなど
挙げたらキリがないですね。

そんな玉ねぎには、健康維持に嬉しい栄養が含まれています。
玉ねぎの栄養と効能、調理の際に栄養を効果的に摂るための一工夫を紹介します。

アリシン(硫化アリル)

玉ねぎには、イソアリイン(硫化アリルの一種)というファイトケミカルが含まれています。
このイソアリインは、細胞を破壊すればするほど酵素が反応する性質があります。
玉ねぎを切ることで、アリシンになります。

アリシンは、玉ねぎを切った時に目に染みる成分です。
アリシンは、抗菌作用や疲労回復の速度を早める働き、血栓の予防(血液サラサラ)の効能があります
また、コレステロールを代謝する働きもあります。

【調理法】

アリシンは玉ねぎの細胞を破壊することで生成されるので、切れば切るほど生成されます。
「みじん切り」にするのが、一番効果的な食べ方と言えます。
半月切りや角切りで使用する際には「玉ねぎの繊維に垂直に切る」方が、アリシンが多く生成されます。

玉ねぎを切ったら、10分くらい空気に触れさせておくといいです。
アリシンに変化するのに、少し時間がかかるためです。

また、アリシンは熱に弱い性質があるので、アリシンを効果的に摂取するためには、加熱しないサラダやマリネで食べるのがベターです。
炒める際は短時間で。飴色(茶色)になるまで炒めないのがポイントです。

ケルセチン

ケルセチンはポリフェノールの一種で、玉ねぎの皮に近い部分に含まれている色素成分です。

ケルセチンは強い抗酸化作用を持ち、体の中の酸化した物質を還元する働きがあります(活性酸素の除去)
また、血管を丈夫にしなやかにする効能もあり、高血圧症や動脈硬化の予防、抗アレルギー作用にも役立ちます。

【調理法・保存法など】

ケルセチンは水に溶けやすい性質があります。
ケルセチンを無駄なく摂取したい場合、切った玉ねぎを水にさらすとケルセチンが水に溶け出してしまいます。

日光を当てることでケルセチンの量が増えるので常温保存が望ましいです。(風通しが良ければ尚良い)

玉ねぎの品種によってケルセチンの含有量が異なります。
赤(紫)、黄色、白の順に多いです。
更に、ケルセチンは玉ねぎの皮に多く含まれています。
よく洗ってから料理に使うこともできます。
(無農薬なら嬉しいですね!)

グルタチオン

グルタチオンは、抗酸化作用や放射線障害予防の効能があります
活性酸素の除去をすることから、体内の炎症を抑える働きがあります。
そのため老化物質生成防止作用もあるので、アンチエイジングの効能があります。

玉ねぎ抽出物に炎症を抑える作用のあることが、医学的に報告されています。
玉ねぎを常食すると、薬物中毒や慢性肝炎・白内障・疲れ目・かすみ目などが改善されるのはグルタチオンによるものです。
(気管支ぜんそくの抑制効果も抗炎症作用によるものと考えられます。)

オリゴ糖、食物繊維、カリウム

上に挙げた3つ以外の栄養素以外にも、健康維持に欠かせない栄養が含まれています。

フラクトオリゴ糖

血糖値を上げないオリゴ糖です。
消化吸収されない上、腸内でビフィズス菌などのエサになるので、腸内環境を整える事に繋がります。

食物繊維

玉ねぎには食物繊維も豊富です。
中でも水溶性食物繊維の一つであるイヌリンを多く含んでおり、腸内環境を整えることに役立ちます。

カリウム

カリウムは、必須ミネラルの一つです。
余分なナトリウムを体外へ排泄する作用があるため、高血圧の予防に効能があります。

(アントシアニン)

紫玉ねぎや赤玉ねぎ、「レッドオニオン」と呼ばれる赤紫色の玉ねぎに含まれる成分です。
抗酸化作用があります。

効果的な食べ方、調理法のまとめ

「沢山切った方がアリシンが生成されるが、アリシンは加熱に弱い。」
「ケルセチンや食物繊維は、水に溶け出す。」
などの性質を踏まえると、
調理の際に気を付けたいことは、

以上が、玉ねぎの栄養を効果的に摂取するために気を付けたいことです。

しかしながら、気にしすぎると何だか食べるときに味気なく感じてしまうかもしれません。(気分的に)
調理する際に、出来る範囲で気を付けてみると良いのかもしれません。

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