カタラーゼ(酵素)は慢性病や老化を防止してくれる働きがある!

近年、慢性病(癌や臓器不全など)や老化の防止に注目されているのが、人間の体内にある「カタラーゼ」という酵素です。
そこで、慢性病になったり老化が起こる原因と、カタラーゼの働きやカタラーゼがしっかり働ける条件を解説します。

慢性病や老化の原因

人間が活動するためのエネルギーは毎日体内で作られます。(例:ATP、アデノシン三リン酸)
活動する際に不純物(毒素)が出来てしまいます。
その不純物は「過酸化水素」(活性酸素)です。

不純物である過酸化水素がうまく分解されないと、体の中で炎症が起きます。
炎症が慢性的に起こるようになると慢性炎症になります。
慢性病とは慢性炎症が起こっている状態です。
様々な慢性病がありますが、代表的なのが「癌」です。

また、慢性炎症は「老化の原因」でもあります。
(2021年に東京大学が論文を発表しました。)

つまり、癌などの慢性病や老化も「過酸化水素による炎症」が原因です。

カタラーゼは慢性炎症を抑える

人間の体内には「カタラーゼ」という酵素があります。
主な臓器(肝臓や腎臓)のほか、赤血球(血液)や唾液にもあります。

カタラーゼという酵素が、過酸化水素を酸素と水に分解して炎症を抑えてくれます。
抗酸化作用です。

カタラーゼが働いてくれると、病気にもならずに済み、長生きが出来ます。
もちろん老化も抑えられ、若々しくいられます!

健康な血液でカタラーゼはよく働く

カタラーゼに体内でしっかり働いてもらうには、健康な血液が大切です。

まず、「血液がどこで作られるか?」ということですが、最近の学説では「血液は腸で作られる」とも言われています。
(骨髄と両方かもしれません)

食べた野菜・果物や肉は、小腸が吸収し血液になります。
そして、腸から吸収されて出来た血液が体中の細胞になります。
つまり、全身のあらゆる臓器の細胞は、血液で出来ています。

血液が健康な人は、病気にならずいつも元気で、いつまでも若々しくいられます。
なぜなら、血液がしっかりしていれば、細胞も健康で、カタラーゼもしっかり働いてくれるからです。
腸内環境を整えることが如何に大切であるかよく分かりますね。

カタラーゼの働きを助ける食品

補足として、カタラーゼの「抗酸化作用」を助ける成分を含む食品をいくつか挙げます。

果物は、抗酸化作用がある成分が含まれています。
中でも、キウイ(ポリフェノール)、モモ(カテキン)、サクランボ、アプリコット、バナナ、スイカ、パイナップルは、抗酸化作用がある成分が多く含まれている果物です。

野菜では、山芋に多く含まれています。
その他、ネギ、タマネギ、ブロッコリー、ズッキーニ、ケール、大根、にんじん、赤ピーマン、カブ、キュウリ、アボカド、ジャガイモ、赤キャベツ。

人間の体内にあるカタラーゼに頼りっぱなしにならないよう、抗酸化作用がある成分を含む食品を体外から補充してあげると、慢性病や老化の防止になりますね!

おわりに

若い頃は何も気にせずに過ごしていましたが、急速に老化を感じるようになったり、油断すると痛風になることもありました。
若い頃は、カタラーゼが一生懸命働いてくれていたのでしょうが、長年の食生活の乱れでカタラーゼだけじゃ抗酸化作用が追い付かなくなったのでしょう。

それ以来、健康に気を遣うようになりました。
特に食生活です。
私は北海道に住んでいますので、北海道の果物や野菜をよく食べるようになりました。
(もちろん他県の果物や野菜も)

おかげで急速に老化を感じることもなくなり、体も健康です!

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