キタコブシの花は、札幌に春到来を告げる目印になる花です。
早春は、他の木に先駆け花が咲くので見つけやすいです。
開花は早いものの、満開までゆっくり咲いていき、キタコブシの満開時期と、桜や梅の開花・満開時期と重なり、白色とピンク色の花の共演も楽しめます。
そこで、キタコブシの特徴と札幌市内でキタコブシの花を見れる場所を紹介します。
キタコブシは、コブシの変種として区別されます。
キタコブシは、花や葉が大きいのが特徴です。
キタコブシは、北海道など(北の地方)の野山に、一早く春の訪れを告げる木の一つ。
良い香りを放ち、大きな花が咲きます。
高さは15~20m。太さは40~60cmになる落葉広葉樹です。
キタコブシの花の色は白色。
花びらの基部が淡い紅色になることもあります。
花の直径は約12cmで花びらは6枚、ガクが3枚あります。(ガクは小さい)
4月上旬から5月にかけて少しずつ開花していきます。
※コブシの花が上向きに咲く年は天気が良く、横向きに咲く年は雨が多いと言われています。
キタコブシは、「モクレン科」です。
花が大きく開くのが特徴。
ハクモクレンは、普通上向きに咲き、広く開かず、花びらとガクは9枚とも形や大きさがほぼ同じです。
また、モクレンの花は紅紫色です。
(※蕾はモクレンとほとんど同じ形です。)
コブシの名前の由来は、果実(9~10月)が人の握りこぶしに似ているので、「コブシ」という名前が付けられたそうです。
コブシの花言葉は、「信頼、愛らしさ、友愛、友情、歓迎」など。
入学・進級、入社・異動など、新たな出会いが多い季節にピッタリな花言葉ですね!
札幌市内でキタコブシの花が見れる公園は、大通公園、中島公園、真駒内公園などで見ることが出来ます。
大通公園(5丁目)~4月上旬
中島公園(中島体育センター前)~4月上旬から中旬
約1週間後の4月中旬には、咲いているキタコブシの花が増えて来ました。
真駒内公園(正面入り口から入ってすぐ)~4月上旬
福住小川公園~4月下旬
福住小川公園内には、3箇所ほどキタコブシの木があります。
桜と同時に咲いていると、やはり白色が映えます。