札幌の紅葉スポットとして全国的にも有名な「北大イチョウ並木」(銀杏並木)。
イチョウ並木が見頃になると、多くの観光客が訪れて賑わいます。
札幌市民の方々も、紅葉狩りを楽しみに毎年足を運ぶ人気スポットです。
北大イチョウ並木の見頃は例年10月下旬~11月上旬です。
北大イチョウ並木の見頃時期の様子や多くの人に人気の理由を紹介します。
北海道大学前の西5丁目・樽川通を歩きながら、北大イチョウ並木のある北13条通(北13条門)に近付くと、真っ黄色の景色が目に飛び込んで来ます。
この時点で「何か凄い景色なんじゃ…?」と容易に想像できると思います。
北大のイチョウ並木は、イチョウの木の枝がまるでトンネルを形成するように伸びるので、黄色に色付いたイチョウの葉で目の前に黄金色の景色が広がります。
鮮やかなイチョウの黄葉の圧巻かつ幻想的な風景が、多くの人を魅了する北大イチョウ並木の人気の理由です。
札幌市内でも道の両側にとても大きなイチョウの木が並んでいるのは北大のイチョウ並木だけです。
「大学のキャンパス内」というのも、何か風情を感じさせられます。
北大イチョウ並木は、北大構内の北13条通(約380m)の両側に約70本のイチョウの木が並びます。
昔は桜やカエデの並木だったようですが、多くは病害などで伐採されてしまいました。
昭和14年(1939年)頃にイチョウが植栽され、桜とカエデとイチョウが混在していた並木道になりました。
その後、桜やカエデが姿を消して、今のイチョウ並木を形成しています。
ただ、車道のカエデの木は枯死してしまったようですが、両側の歩道の外側(建物側)のカエデの木は健在です。
カエデ(多くはイタヤカエデ)の木が、北大イチョウ並木の黄金色の景色を更に鮮やかにしています。
車道に沿って植栽されているイチョウだけではなく、歩道のカエデの黄葉も手伝ってボリュームのある黄金色の景色になっています。
「イチョウ並木の黄金色のトンネルを真ん中で撮影したい!」
と誰しもが考えると思います。
しかし、北大イチョウ並木がある道路は車道ですので、車道に出ての写真撮影は危ないので出来ません。
ただ、要所要所に横断歩道があるので車道を渡ることは出来ます…。
(あくまで「横断歩道を渡る」という目的で。…ちょっと添えて置きます。)
イチョウ並木の真ん中の景色をゆっくり時間をかけて撮影できる写真スポットがあります。
イチョウ並木をずっと奥まで歩き、突き当たった歩道上から撮影できます。
望遠が必要ですけど…。
(上の写真は望遠なしで撮ったものです。)
ここからなら、イチョウ並木のトンネルの真ん中の景色をじっくり撮影出来ます。
北海道大学の敷地は広大で、様々な木が植栽されています。
イチョウ並木の他、北海道大学構内のカエデなどの紅葉も楽しめます。
上の写真はイチョウ並木の終わり付近の「環境健康科学研究教育センター」近くのカエデ。
(ヤマモミジやハウチワカエデ)
工学部・大野池のヤマモミジ。
「中央食堂」横のカエデの木。
イチョウ並木の突き当りにある広場。
イチョウの木に伝うツタの紅葉。
などなど、とにかく広いのでゆっくり散策してみると綺麗な紅葉が見られます。
「北大のポプラ並木」を目指して歩いてみてもいいかもしれませんね!
毎年10月下旬に「北大金葉祭(こんようさい)」が開催されます。
各種イベントがありますが、夜に北大イチョウ並木全面をライトアップするイベントが大人気です。
日中のイチョウ並木の様子よりも更に幻想的な光景になります。
時間や日程が合えば是非見たいイベントです!
北大イチョウ並木が観光・紅葉狩りスポットとして人気の理由は「札幌駅からのアクセスがいい」ことも挙げられます。
地下鉄なら1駅間なので、札幌駅から20分くらいで歩くことも可能です。
(徒歩で移動するなら、札幌駅北口からすぐに北大構内に入って歩くといいかもしれません。)
秋の札幌観光で是非オススメしたい絶景スポットの一つです!