札幌市内ではライラックの見頃が終わりかけ、藤の花が一斉に咲きは始める5月下旬頃から、いくつかの公園でカモの親子の姿を見られるようになります。
母鳥と一緒に数羽のヒナ鳥がヨチヨチと動き回る様子はとても可愛らしいです。
5月下旬頃に見られるヒナ鳥はとても小さいですが、7月頃に見られるヒナ鳥は少し大きくなっていますが、でもやはり可愛いです。
そこで、カモの親子を見れる札幌市内の公園を紹介します!
札幌市手稲区にある公園です。
大きな藤棚がある大バーゴラに行く途中に、全長600m・幅15mのカナールがあります。
そのカナールで鴨の親子に出会えます。
母鳥の後ろについて行きながら、水の中に時折頭を入れるヒナ鳥の姿が可愛らしいです。
実際に水中で餌を食べているのか、それとも母鳥を真似て練習しているのか?
カナールの途中に何箇所か石段があって、カモたちが歩道に上がれるようになっています。
そこでヒナ鳥たちは一休み。
ヒナ鳥が可愛くてしょうがないので、つい近付いてしまうんですがヒナ鳥も母鳥も特別驚くことなくゆったりしています。
手を伸ばせばヒナ鳥に触れそうな距離まで近づいてもです。
母鳥は当然人間がヒナ鳥に近付いていることに気付いているはずですが、ちょっと離れた所にテクテク歩いてみたり、スイスイ泳いでみたり。
ヒナ鳥を可愛く思う人間の心が伝わっているのでしょうか?
警戒心を全く見せないことに驚きつつも、喜びもあります(微笑)
近年は、前田森林公園がカモの親子との遭遇率が高いように思われます。
札幌市中央区にある中島公園です。
中島公園では、園内の菖蒲池や鴨々川など至る所でカモの親子の姿を見れましたが、最近は親子連れのカモがとても少なくなりました…。
中島公園に勤務する守衛さんに聞いたことがありますが、やはり実際に少なくなったようです。
それでも、カモの親子に出会うことが出来ます。
5月下旬頃、菖蒲池付近で見かけたカモの親子の様子です。
母鳥に連れられてヒナ鳥たちはヨチヨチと草むらを移動しながら餌を探していました。
ヒナ鳥たちはゆっくり歩いていたのに、突如猛スピードで走っていった1羽のヒナ鳥を見かけました。
大きなミミズをゲットしたようで。
そのヒナ鳥を
「分けてくれ!」
と言わんばかりに、他のヒナ鳥たちが走って追いかけていきます。
あまりの可愛らしい光景だったので、写真を撮ることを忘れ魅入ってしまいました(笑)
餌探しを一段落したところで母鳥と共にヒナ鳥も休憩。
母鳥のそばでピッタリとくっつきたいヒナ鳥たち。
そんな中でも、少し離れた所で休憩するヒナ鳥も。
自立心が強いんでしょうか?
7月中旬頃に日本庭園で見かけたカモの親子の様子です。
カモの群れがゆっくり泳いでいるのが遠くから見えたんですが、ヒナ鳥たちが随分大きくなっていたのでカモの親子連れだと気付くのに少し時間がかかりました。
7月にもなるとヒナ鳥も泳ぎが上達しています。
でもやっぱりまだヒナ鳥。
陸に上がって歩く姿は可愛らしいです。
カモの親子を追いかけて、簡素な動画にしてみました。
段差のある石もぴょんと跳びはねて上がれるようになっていますね!
以前はよく豊平館前でカモの親子がいて、可愛らしい姿を写真に撮る人でいっぱいでした。
最近は、豊平館前ではなかなかカモの親子を見かけなくなってしまいました…。
札幌市中央区にある円山公園です。
円山公園の正面入り口から入り、北海道神宮の円山公園口鳥居に向かう途中に小川が流れています。
そこでカモの親子の姿を偶然見かけることが出来ます。
あるいは、「自由広場」のある方に行くと東屋があって近くに小さな池があります。
「上の池」と呼ばれていますが、その池でカモの親子の姿を見ることも出来ます。
7月上旬頃に上の池で見かけたカモの親子の様子です。
7月にもなるとやはりヒナ鳥は随分大きくなっています。
池の中で母鳥と一緒に潜って餌を探したり、草むらの中で餌を探してみたり。
スマホだと少し写真を撮りづらいかもしれませんが、円山公園もカモの親子が見れる公園として札幌市内では有名です。
カモの親子が見れる札幌市内の公園を紹介しました。
ただ、カモの親子を見れる機会が減ってしまった近年です。
原因は恐らくカラスでしょう…。
(ヒナ鳥を連れた母鳥が、カラスを懸命に追い払っている場面をみかけたことがあります。)
しかし、カラスを憎まず。
しかも、実はカラスは鳥獣保護法で保護鳥となっています。
自然界に任せる他ないのでしょうか(?)
カモの親子がいる近くに、1羽のカラスがじっと木の上にいました。
そのカラスに向かって
「あなたも可愛いね!じっとしてて偉いね!」
と笑顔でカラスに語りかけている方がいました。
カラスはその後何もしませんでした。
カラスに伝わったんじゃないかと思っています。
ちょっと感動的な光景でした。
見習うべき姿なのかもしれませんね。