札幌では5月に藤の花が咲き始め、5月下旬~6月上旬に藤棚が見頃になります。
5月中旬ごろまで桜を楽しめる札幌です。
桜が緑になると、次は藤の花の出番です。
他の木々にも緑が多くなり、気温も温かい日が増え始め「初夏」を感じさせてくれるのが藤の花です。
藤棚がある公園はありますが、それほど多くありません。
藤棚があっても結構小さかったり…。
そこで、札幌市内で比較的大きい藤棚がある場所を紹介します。
札幌市北区にある前田森林公園です。
とても広い公園で自然いっぱいです。
前田森林公園の藤棚は、全長約320mの「フジの大バーゴラ」と呼ばれるところで、札幌市内では最大級の大きさです。
(写真の藤棚もほんの一部です。)
藤の花が満開前でも圧巻の眺めです。
前田森林公園の藤は「ノダフジ」で、紫色の藤が多いですが、白やピンクの藤もあります。
(ノダフジの花房は約40センチです。)
藤棚の高さは4mもあるので藤の花までは距離を感じるかもしれませんが、「展望ラウンジ」の近くでは藤の花が目の高さくらいのところまで垂れ下がって咲いています。
記念写真を撮る方々の姿も多く、ちょっとした写真スポットです。
札幌の中心部からは結構離れていますが、5月下旬頃に札幌観光に来られた方にはオススメの公園です。
見事な藤棚を行く前に全長600mのカナールがあり、その両側に約200本のポプラ並木があります。
丁度ポプラの木も緑が多くなり、とても爽やかで牧歌的な雰囲気をたっぷり味わえると思います。
カナールには「カモ」がよくいますが、運が良ければカモの親子に出会えるかもしれません!
とっても可愛らしい光景です。
アクセス
札幌市豊平区にある月寒公園です。
野球場やテニスコートなどの運動施設がある他、沢山の遊具やボート池もあり多目的に利用できる公園です。
勿論自然も豊かです。
まず、月寒公園に入口前、「りんご並木の碑」があるところ(環状通沿い)に大きな藤棚があります。
こちらの藤棚は、藤の花があまり垂れ下がっていないのですが、とても藤の花の香りがします。
藤棚の上に藤の花が沢山咲きます。
「藤の花が垂れ下がっていないのに、どうしてこんなに藤の花の香りがするのだろう?」
と不思議に思ったのですが、月寒公園の藤の木は大きいです。
一目で樹齢の長さがわかります。
藤棚には見た目以上に藤の花が咲いているから、藤の香りも強いのでしょう。
ベンチが沢山設置されているので、藤の香りを楽しみながらゆっくりとした時間を過ごせると思います。
(読書や小休止に向いていると思います。)
札幌市内の中では結構長い藤棚です。
月寒公園に近付くと、藤の花が結構垂れているところもあるので藤の花をゆっくり観賞できます。
あまり人は多くありません。
月寒公園の中にも藤棚があります。
「ボート池」と呼ばれる池のそばに大きな藤棚があります。
(ボート乗車券販売所の近くです。)
こちらの藤の木も大きいので、藤の花で一杯です。
反対側は子どもでも藤の花が触れるくらいの高さまで藤の花が咲いています。
こちらの藤棚にもベンチが結構設置されています。
ベンチに座って藤の香りを楽しみながら談笑したり、見晴らしの良いので池と山の新緑の景観を楽しんでいる方々の姿が見られます。
池には、カモやアオサギなどの野鳥も遊びに来ています。
藤の花を観賞しつつ、穏やかな時間を楽しめると思います。
アクセス
札幌市東区にある伏古公園です。
伏古公園にも小さな藤棚がありますが、伏古公園に面した「伏古・拓北通」に大きな藤棚があります。
環状通から伏古・拓北通に入るとすぐに藤棚が見えて来ます。
最初に目に飛び込んでくる藤棚の様子はちょっと残念な感じですが、藤棚は長く奥まで続いています。
(こちらの藤のつるもいづれは大きく育つことを期待しています。)
奥の藤棚は綺麗に藤の花が咲き揃います。
藤棚の高さはそこそこありますが、藤の花が目の高さまで垂れ下がっているところもあるので、写真を撮っている方の姿もチラホラ。
ベンチはないですし、車通りもそこそこあるので「ゆっくり観賞したい」という方には向いていないかもしれません。
ただ伏古公園がすぐそばですので、藤棚を見終わった後は公園内でゆっくりされてはいかがでしょうか?
丁度「新緑」の季節で、伏古公園内の大きなポプラの木と青空がとても綺麗です。
アクセス
札幌で一番有名な藤棚かもしれません。
「北海道で最も古い」と言われている藤の木があります。
1本の藤の木で大きな藤棚が出来ているので、藤の名所となっています。
こちらは別途紹介しています。
ご参照ください。