札幌市中央区に鎮座する札幌護国神社の境内社の多賀神社では、毎年8月7日と8月8日にお祭りがあります。
札幌護国神社の例大祭は7月にありますが、境内社の多賀神社では8月に行われます。
2024年(令和6年)の多賀神社のお祭りが行われるのは、8月7日(水曜)・8月8日(木曜)の2日間です。
多賀神社のお祭りは、「子ども中心」と言っても過言ではないお祭りです。
また、多賀神社のお祭りは初日の方が楽しいイベントがあるので、8月7日に行くのがオススメ!
それでは、札幌の多賀神社のお祭りの様子を紹介します。
札幌の多賀神社のお祭りのスケジュール(タイムテーブル)です。
※尚、天候等の事情で行事が変更・中止になる場合があります。
札幌の多賀神社の子ども盆踊りは、札幌護国神社の社務所前(境内敷地内)の芝生で行われます。丁度キッチンカーの裏側です。
山鼻青年会の方々もお手伝い。太鼓叩きが熟練の技でとても深みがありテンポのいい音です。
15時くらいまでは人が少ないものの、15時半くらいから親子連れの方々がゾロゾロっとやって来ます。
同時に札幌護国神社の神門に設置されたスピーカーから、盆踊りの音楽が流れてリハーサル。
16時に子ども盆踊り開始。
太鼓の周りをぐるっと一周する盆踊りです。
最初は子どもたちの姿は少なく、「何とか子どもたちに盆踊りに参加して欲しい」という想いで、浴衣を着たあるいは普段着の大人が楽し気に踊り子どもたちの参加を促そうとします。
子ども盆踊りへの参加を渋っていた子どもも、輪に入って振付けを覚えたら自然と馴染んでいく姿が印象的。
子ども盆踊り終盤になると、まだヨチヨチ歩きの子どもたちが、お父さんお母さんに抱かれて参加。
小さな子どもが見よう見真似で、楽し気にくるっと回ったりする姿が可愛らしいです(微笑)
子ども盆踊りは30分くらいで終了。
終了後は、参加賞としてお菓子がもらえますよー!(近くで見ているだけでもOK)
札幌の多賀神社のお祭りのメインイベントと言ってもいいかもしれません。
18時少し前から、事前に設置されていたキャンドルに次々と火が灯され、お祭り会場は幻想的な雰囲気になります。
社殿前は和傘と共にキャンドルが灯され綺麗です。
キャンドルは神社敷地内の沿道にも灯されます。
更には木に設置されたキャンドルにも火が灯され、会場は正に「キャンドルナイト」という名に相応しい雰囲気に!
18時少し過ぎたくらいのキャンドルナイトの様子です。もう少し暗くなる時間になると一層綺麗でしょう。
お祭り会場に飾られた提灯は事前にライトアップされています。
やはり暗くなって来ると提灯の灯りが更に綺麗に見えるので、キャンドルの灯りと提灯の灯りで「お祭り」の感じを演出されます。
お祭り日は、札幌護国神社の社務所前にキッチンカーが4台ほど並びます。
キッチンカーの営業時間は、8月7日は11時から20時まで、8月8日は11時から15時までです。
一応看板メニューの焼き鳥やフライドポテト・ワッフル・チュロスなどのキッチンカーが並びますが、1台1台メニューが豊富なので、色んな種類のものが食べ飲みできます。
また、ビールなどのアルコールも販売しているので、のんびりとくつろげます。
勿論ソフトドンクもありますし、ソフトクリームなどの冷たい食べ物も販売してます。
子ども盆踊りが終了するくらいに1台のワゴンカーが登場!
老舗の仕出し料理店「㐂久⼀(きくいち)」さんです。
ちょっとしたおつまみの販売ですが、オススメは「おにぎり」。
鮭と梅の2個で300円。老舗の仕出し料理だけあって美味しい!
料理だけではなく、ハズレ無しの「子どもくじ引き」もあります!
ヨーヨー釣りや光るブレスレットなど。
シャボン玉の演出もあって綺麗ですよ~。
キッチンカーで買った食べ物は、社務所前に設置されたテーブルや椅子で食べられます。
結構多めに設置されるので、ゆっくり食べられます。
ゆっくり飲食できる理由。
お祭り会場の人がかなり少ないから…
昔ながら(昭和)のお祭りの雰囲気がとてもいいんですけどね~。
お祭り会場づくりに結構手間がかかっているのが一目瞭然なんですけど…。お祭りの日が休日だと、もう少し人が多いのでしょうか?
尚、ゴミ箱も設置されています。
トイレは、札幌護国神社に常設せれたトイレを使用できます。
人が多く集まる神社のお祭りの中で、「ゴミ箱がない」とか「トイレは仮設」というお祭りも少なくありません。
こういった点でも、参加しやすい多賀神社のお祭りです。
多賀神社の御祭神は、伊邪那岐大神と伊邪那美大神で「延命長寿」や「縁結び」のご利益があります。
また、旧山鼻屯田兵村の氏神神社の山鼻神社の四柱の御祭神も合祀されました。
旧山鼻神社の御祭神は「天照大御神」「天満宮大神」「大山祇大神」「耳早立雄之大神」の四柱で、「幸福・平和」「健康・長寿」「五穀豊穣」「産業発展」「交通安全」「水源・水利」「学業成就」「芸術」「厄除け」などのご利益があります。多くの神々が祀られているのでご利益も多い神社です。
多賀神社は山鼻神社と合祀されたので、約140年の間、現在の氏子地区や山鼻地区の方々に親しまれてきました。
初夏から夏の多賀神社の境内は、鳥居をくぐると木々や芝生の緑が綺麗な境内で、とても静かです。
ただ、お祭りが開催される時期は、セミの鳴き声がして「夏!」って感じがします。
多賀神社の前の木々は八重桜で、春は桜がとても綺麗なパワースポットです。
秋は紅葉が綺麗です。
多賀神社のお祭りの当日も、とても穏やかな雰囲気。
社務所前にキッチンカーが並び、札幌護国神社の神門に設置されたスピーカーから有線の音楽が流れ、手間が掛かっている装飾で華やかになります。
ただ、お祭りに来場する方が少ないです。
従って「穴場のお祭り会場」とも言えるかもしれません。
札幌の8月上旬は、夏真っ盛りの季節。(※水分補給は忘れずに!もちろん持参も可)
子どもたちの夏休み期間ということもあったり、お祭り初日のイベントからも「子ども中心のお祭り」とも言えるでしょう。
穏やかな雰囲気の祭りが好きな方は、アクセスの良い場所にある多賀神社のお祭りに気軽に参加してみてはいかがでしょうか?
尚、多賀神社(札幌護国神社)の駐車場は、時間制で料金がかかります。
お祭りの期間に御守や御朱印を求めた方は、100分の優待券をいただけます。(御守や御朱印を求める際に駐車券を見せると優待券がもらえます。)
札幌の多賀神社の場所とアクセス情報です。