【2023】さっぽろオータムフェストの各会場の特徴など現地レポート

札幌では9月上旬になると「さっぽろオータムフェスト」が開催されます。
「食の秋」を楽しむ大通公園で行われる大きなイベントです。
「北海道・札幌の食」がメインテーマで、道内各地から旬の食材やご当地グルメが大集結します!

札幌の大きなイベントの中では比較的新しく、毎年スケールアップしています。
会場の規模は大通公園で行われるビアガーデンよりも大きく、食事のメニューは数えきれないほどです。
会場は全部で7ヶ所あり、会場ごとに「食のテーマ」があります。

さっぽろオータムフェストの各会場の特徴などを紹介します。

開催期間と時間

さっぽろオータムフェストのスケジュールです。

【開催期間と時間】

(※雨天でも開催します。入場は無料です。)

大通公園西4丁目(IN4スクエア)

大通公園西4丁目会場は「IN4(インフォ)スクエア」。
さっぽろオータムフェストの魅力を凝縮した会場です。
「インフォスクエア」の文字通り、オータムフェストの魅力を発信する入口の会場になります。

北海道の定番メニューをはじめ、様々な店が出店されます。

会場は噴水をぐるりと囲んでカウンターバーのような立席(軽い日除けのカバーあり)がメインです。
芝生の前に座席(テント席や立席)もあります。

「オータムフェスト入口」ということもあってか、あまり混み合わない印象があります。
食べ物とソフトドリンクを一緒に買えるブースか、スイーツ系の店が割りと人気です。

【4丁目会場のエリア紹介】

4丁目会場の全メニューです。

大通公園名物のとうきびワゴンも出ています!

大通公園西5丁目(北海道BAKU BAKU PARK)

大通公園西5丁目会場は「北海道BAKU BAKU PARK」。
道産小麦を使ったグルメと北海道のご当地グルメが集まる会場です。
ラーメン屋やカレー店が多数出店する人気の会場になります。

5丁目会場も噴水をぐるりと囲んで座席があります。
噴水の「ヘリ」に座るオープンな席と、テントのある席と立席です。
花壇の前にもテント席があります。

ラーメンとカレーは、券売機で事前に食券を購入します(ラーメン券、カレー券など)。
食券を持ってお好きな店舗に並ぶスタイルです。
(一律で同じ料金です。)

混む日とそんなに混まない日があります。
時間帯は午前中やお昼過ぎはそれほど混まない印象です。

ラーメンは注文が入り次第麺を茹でるので多少並ぶ時間が長くなるかもしれませんが、折角ですから「食べてみたい!」というお店を選ぶといいと思います。
日差しを避けてテント席で食べるのも良いですが、噴水前で食べるのもオータムフェストならでは!

【5丁目会場のエリア紹介】

5丁目会場は「3期」に分かれてお店が変わります。(金曜~木曜の1週間ずつ)
5丁目会場の全メニューと3期の内訳です。

大通公園西6丁目(食と音楽 奏デリシャス!)

大通公園西6丁目会場は「食と音楽 奏デリシャス!」。
UHBのテレビ番組と地元の人気店のコラボによる限定メニューが味わえる会場です。
また、ステージでは札幌在住のミュージシャンを中心にジャズの演奏を楽しめます。
(生演奏は主に土日祝日の夜に行われます。
その他の日・時間帯は、他の会場よりもサウンドがいいBGMが流れています。)

6丁目は、けやきの大木が並び木陰の多い会場ですが、雨避けのテントが張ってあります。

スイーツ系のお店が人気です。

座席は多い印象を受けますが、立ち席は少なめです。

【6丁目会場のエリア紹介】

大通公園西7丁目(7丁目BAR)

大通公園西7丁目会場は「7丁目BAR」。
道産ワイン、清酒、焼酎、蔵元の清酒、道産ウイスキー、クラフトジン、道産酒を使ったカクテルなど北海道産のお酒を楽しめる会場です。
お酒に合う肴も提供します。

大きなテントの下でお酒を楽しむ方々で賑わいます。
肴なしで、お酒だけを楽しむ人の姿も結構見られます。

お酒の肴にピザが人気のようです。(「NISEKO PIZZA」)
ワインに合いまね!

また、本格的な「屋台」のブースはとても居心地が良さそうです。

【7丁目会場のエリア紹介】

7丁目会場の全メニューです。

大通公園西8丁目(さっぽろ大通 ほっかいどう市場)

大通公園西8丁目会場は「さっぽろ大通 ほっかいどう市場」。
北海道内の市町村、団体約80組が出店する会場です。
各地の特産品などを提供し、北海道の味と魅力を発信します。

8丁目会場は、北海道各市町村のご当地グルメが集まるので、毎年人気の会場です。
早い時間帯から混み合います…。
でも「こういう時じゃなきゃ食べられない!」ということで、やはり足を運びたくなる会場です。

座席のメインは大きな屋根付きの席です。
日差しも雨も、強い風も凌いでくれます。

メインの座席の周辺にも座席はありますが、席の確保に多少時間がかかるかもしれません。
(そんなに人が集まらなそうな時間帯を選んだつもりでしたが、相変わらずの大盛況ぶり。)

木陰に少し立席も用意されています。

個人的に8丁目会場が一番の楽しみです。
何度か足を運んで、美味しいのを知っている地域の特産品や初めて食べてみるご当地グルメを楽しんでいます。

【8丁目会場のエリア紹介】

4期間に分かれて出店しますが、開催期間中ずっと出店するところと期間限定の出店地域・団体があります。
8丁目会場の全メニューです。

大通公園西10丁目(お肉じゅっ丁目)

大通公園西10丁目会場は「産地とあなたをつなぐお肉じゅっ丁目」。
会場のネーミング通り、牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉など道内各地の肉料理の会場です。
会場へ到着すると肉の匂いに溢れています。

会場はニトリが提供するチェアなどが設置されていて、「アウトドア」の雰囲気です。
居心地も座り心地も良さそうです。

オットマン付きの席もあります。
もちろん中にも座席はありますが、少ないので早いもの勝ち(?)

他にもローチェアとローテーブルのキャンプのような雰囲気の座席もあります。

「アウトドア」がコンセプトになっているので、ゆったりした感じの会場です。
(※その分他の会場よりも座席数は少なめにも感じますが…?)

肉料理がメインの会場ですが、2023年から産地直送の新鮮な野菜を販売するコーナーや野菜と肉のコラボ料理の店も出来ました。
とは言え、正直野菜直売の区画が小さいのと、そこまで野菜とのコラボ感は今のところ感じられません…。
来年以降更に工夫されるかもしれませんね。

【10丁目会場のエリア紹介】

10丁目会場の全メニューです。

大通公園西11丁目(PRECIOUS TABLE)

大通公園西11丁目会場は「PRECIOUSTABLE(プレシャステーブル)」。
有名店の一流シェフの味が楽しめる「さっぽろシェフズキッチン」が例年人気の会場です。

シェフズキッチンはなかなか行列が絶えません。

会場は噴水の周りに、大きめのテントが張ってある席やテラス席、立席とバランスよく設置されています。
大通公園の噴水は止まっていますが、11丁目会場の噴水は水が流れています。
気温が高めの日は噴水の水で涼しく感じられます。

11丁目会場と言えば「ドイツ」。
ドイツの伝統的な料理やドイツビールも楽しめる会場です。

【11丁目会場のエリア紹介】

煮込み物や漬物、果物などの物販もやります。(一部期間限定)
11丁目会場の全メニューです。

食レポ

さっぽろオータムフェストで、実際に食べて個人的に美味しいと思ったものをいくつか紹介します。
(あまりお好みではなかったものは掲載しません。)

せたな町・うにごはん

8丁目会場、せたな町の「ウニごはん」です。

昔せたな町に2年弱住んだことがありまして、海産物が美味しくてビックリしました。
特に「ウニ」。
ウニを生まれて初めて「美味しい!」と感じたのがせたな町で獲れたウニでした。

そんな思い出もあり、せたな町のうにご飯を購入。
ウニの見た目は、バラバラしていて
「ちゃんと味がするのだろうか?」
と思いましたが、ウニは相変わらず甘さがあり、またどこか海の味・香りがします。

炊き込みご飯(?)は見た目よりも軽い味付けで、ご飯がうにの甘さを引き立ててくれます。
食べ終わってしばらく時間が経っても、ウニの甘さが口に残り最高の気分でした!
最初ウニが少ないんじゃないかと思いましたが、食べ終わってみたらウニとご飯の量は丁度良かったです。

強いて言えば、「紅しょうが抜き」がいいなぁ~:苦笑

白老牛のホットサンド

現地の白老で焼き肉を食べた時に感動した白老牛。
「ホットサンド形式で食べるとどうなんだろう?」
と思い注文してみました。(10丁目会場)
その場で調理するので、待ってる間の匂いがたまらなかったです。

ほどよく赤身が残る焼き加減で、パンから溢れる白老牛。
(写真のために何度か肉をパンの中に納めようとするも溢れてきました:笑)
白老牛の肉は相変わらず柔らかくて、少しジューシー。
「そうそうこれこれ!」
何て思いつつ食べ進めていると、マヨネーズがパンにぬられていて…。
個人的にはマヨネーズなしで、白老牛の肉の味をしっかり堪能したかったですが…。
ただ、マヨネーズとの組み合わせは悪くないと思います。
(でも、もし頼めるなら私ならマヨネーズ抜きで頼みますね:苦笑)

白老牛はステーキよりもバラ肉が美味しい印象があります。
もう少し厚みのある肉でサンドにすると更にベターである感じがしました。

函館麺や 一文字 塩ラーメン

5丁目会場のラーメンブースにて。
函館の塩ラーメンと言えば透明なスープが印象的ですが、鶏と昆布で出汁をとった濃い目の色のスープです。

あっさり系ではあるものの見た目通り少ししょっぱめ。
でも全然許容範囲でした。
むしろ麺とよく絡むスープだと思います。

麺は適度にコシのある細めのストレート麺。
具は卵、海苔、ねぎ、メンマ、ほうれん草と割りと多いのは個人的に嬉しい限り。
チャーシューは甘みのあって、パラッとした食感。

どんどん食べ進みました。
近くにあったらクセになりそうなラーメンです!

新札幌に「一文字プレミアム」として、札幌に店舗が出来ました!
食レポなど紹介していますので、ご参照ください。

オータムフェストを楽しむための補足情報

さっぽろオータムフェストをゆっくり楽しむための補足情報をいくつか掲載します。

ウェットティッシュ

ウェットティッシュがあると便利です。
食べる際に手を使うこともしばしばありますので。
(トイレのある会場なら、手を洗いに行けるので普通のティッシュやハンカチでもいいかもしれません。)

服装など

9月になると札幌は夏が終わり涼しくなってきます。
とは言え、9月の前半は日中はまだまだ暑い日もあります。

一番気を付けたいポイントは、昼と夜の気温差が大きいことです。
昼は暑さを感じても、夕方以降一気に気温が下がる日が多くなって来ます。
オータムフェストの会場へ行く時間帯も考慮して、長袖で軽くはおれるものを用意しておくとゆっくり楽しめると思います。

キャッシュレス決済

クレジットカード、電子マネー、QR、スマートコードなどキャッシュレス決済に対応しています。
キャンペーンを実施しているものもありますので、少しお得に楽しめます!

キャッシュレスブランド一覧

7丁目会場で「nanaco」はチャージ可能です。
他は事前にチャージが必要です。

トイレ

さっぽろオータムフェストでは仮設トイレは設置されません。

また、5丁目・7丁目・8丁目・11丁目には大通公園常設のトイレがあります。
同伴者のことなどを考慮して、計画的に会場を選ぶ必要があるかもしれません。

喫煙所

全席禁煙ですが、ほぼ各会場に喫煙所が設置されています。

1人だと行きにくい…いえいえ!

「さっぽろオータムフェストに行きたいけど、1人だと行きにくいなぁ…。」
と思う方もいるかもしれませんが、1人で楽しみに来ている方は結構います。
私もこういうイベントは逆に1人で行く方が身軽で行動しやすいので、事前にチェックしておいた食べたい物の会場へ行って楽しんでいます。

食べ物を購入する前に席の確保をしておくには2人以上で行った方が都合がいいでしょうが、1人でも何とかなるもんです!

秋の札幌のおすすめイベントに成長!

発足当初はコンセプトがよくわからないイベントでしたが、今や「北海道の味覚が大集結」として確固たるコンセプトの一大イベントになりました。
これだけ一挙に北海道の食が集まるイベントは無いです。
札幌市民の方は元より、観光で札幌へ来られている方にも是非オススメしたいイベントです。
気軽に足を運んでみてください!

会場へのアクセス

オータムフェストのアクセス情報です。

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