豊平神社は札幌市豊平区にあります。長い間、豊平・美園地区を見守って来ました。
御祭神(祀られている神様)は3柱で、ご利益も多い神社です。
豊平神社周辺は建物が多いですが、境内には立派な木々が沢山あります。また、近くには豊平公園もあるので自然豊かなパワースポットです。
交通安全等のご利益があり、穏やかな気持ちになれる豊平神社を紹介します。
明治17年(1884年)、7月14日に社殿竣工。鎮座祭を斎行。
大正8年(1919年)、村社となる。
昭和4年(1929年)、7月15日に新調神輿初渡御を行う。
昭和18年(1943年)、郷社に昇格。
昭和58年(1983年)、7月15日に鎮座百年記念祭斎行。
豊平神社の御祭神は3柱です。(主祭神は上毛野田道命)
開拓の守護神や、山林建築の守護神・商売繁盛の守護神が祀られているのでご利益が多いです。
代表的なご利益を挙げると、
日々安全に暮らし、豊かな生活を送れるご利益があります。
豊平神社は国道36号線に面しており、建築物が多い場所に鎮座しています。車の通行量が多く鳥居前はお世辞にも「静か」とは言えません。
しかし、豊平神社の正門をくぐり社殿に向かうと雰囲気がガラリと変わります。
広い駐車スペースがまず目に入りますが、よく見ると立派な木々が沢山自生しています。
「植樹」ではなく「自生」と書きましたが、恐らく自生していた木々が多いと推測できます。幹が太く樹齢が長いであろう木が多いからです。
勿論、後に植樹した木もあるでしょう。
駐車スペースを過ぎたら右側に手水舎があります。
龍神様の吐水口で、近付くと自動で水が出ます。
手水舎で身を清めて社殿に向かう頃には、すっかり車の騒音がほとんど気にならなくなります。
社殿の横に、境内の中でも一際立派なハルニレの木があります。樹齢200年以上の御神木です。(御神木については以下の記事をご参照ください。)
しめ縄が結ばれているので、すぐに御神木であることが分かると思います。しっかり地面に根付いている本当に立派なハルニレの木です。
拝殿には本坪鈴と鈴緒がありますが、上で結ばれていることもしばしば。
拝殿にて二拝二拍手、祈念をこめてから一拝。右足から一歩下がり最後に一礼。
神様に日頃の感謝の気持ちを伝えます。
社殿があるスペースは少し広くなります。
社殿から向かって右側に御神札授与所や清興殿があります。
御神札授与所は、初詣や例祭の日に使用されるのでしょう。
更に奥には様々な石碑が建てられています。
昭和46年(1971年)に建てられた交通安全祈念塔。
昭和36年(1961年)の12月8日針供養の日に建てられた針供養歌碑。
歌碑には、北海道の代表的な歌人・小田觀螢の短歌が刻まれています。
他にも石碑がいくつかあるのですが、刻まれた文字が読めず…。かなり昔の石碑なのでしょう。
御神札授与所や手水舎横にベンチがあります。ベンチに座り、野鳥のさえずりを聞きながらゆっくりと木々を眺めると、とても穏やかな気分になれます。
鳥居のすぐそばにはカエデの木、更に境内にはイチョウやノムラモミジの木もあり紅葉が綺麗です。
初夏は新緑が眩しく清々しい豊平神社の境内です。
普段から参拝者は結構途切れなく訪れます。氏子地区の皆さんに親しまれている豊平神社です。
豊平神社の例祭日など年間行事です。
豊平神社の例大祭の紹介です。
豊平神社社務所に各種お守りやお札・絵馬などの授与品があります。御朱印(初穂料500円)もいただけます。
豊平神社では御祈願も受け付けています。祈祷受付時間は9:00~16:30。
御祈願は、安産祈願・初宮詣・七五三詣・厄祓・家内安全祈願・交通安全祈願・合格祈願・商売繁盛祈願・病気平癒祈願です。
豊平神社の近くには豊平公園があります。
豊平公園は紫陽花の名所として有名ですが、春から秋にかけて綺麗な花やたくましい木々が見られる自然豊かな公園です。
恐らくご近所の方と思われますが、見知らぬ人にも「こんにちは」と気軽に挨拶をする方々など親切な人が多く訪れる公園です。
「豊かな自然と穏やかな人々に元気をもらえる」そんな素敵な公園です。
地下鉄で豊平神社を訪れる方は、豊平公園を通って行くことをオススメします。(豊平公園駅1番出口から「緑のセンター」を過ぎた入口から真っすぐ公園を抜けると豊平神社に行けます。)
豊平神社の基本情報とアクセスは以下の通りです。