札幌市西区にある琴似神社では、毎年9月3日と4日にお祭りが開催されます。
9月4日は例祭日があり、秋季大祭は2日間に渡って開催されます。
2024年は、9月3日(火曜)、9月4日(水曜)の平日です。
琴似神社の秋のお祭り(秋季大祭)を、現地での取材を基に紹介します。
琴似神社の例祭日は9月4日です。
明治14年(1881年)に、明治天皇の北海道巡幸と琴似屯田巡視を記念して例祭日に定められました。北海道開拓に由緒深い日です。
先人たちの北海道ならびに琴似地区の開拓の尽力に感謝と祈りを捧げる例大祭です。
琴似神社の奉納芸能(余興)は、琴似神社境内の演舞場で行われます。
主に琴似地区の方々のダンスやバトン、琴似のアイドルグループ「Teamくれれっ娘!」によるステージ、小中学生による合唱や吹奏楽演奏、そして演歌や民謡の歌です。
奉納芸能のスケジュール(タイムテーブル)です。(宵宮祭、例大祭、神輿渡御などの時間も合わせて掲載します。)
9月4日(水曜)に神輿渡御が行われます。
神輿巡行出発は10時です。
琴似、山の手、新川、八軒などを巡行します。
見所は夕方(16時30分頃)に、JR琴似駅の少し奥から神輿渡御が出発するところです。
琴似本通りをゆっくり進みながら、琴似神社に戻ります。
神輿渡御は「神輿~稚児行列~裃連~山車~屯田踊り~樽みこし~八軒音頭」の順です。(後半は少し前後するかもしれません。)
太鼓と笛と踊り(音頭)で賑やかな神輿渡御です。
樽みこしは子どもたちの「わっしょい!」の掛け声が可愛らしいです。
交通規制はないのですが、神輿渡御が始まると信号機が神輿渡御(琴似本通り)優先になります。
沿道から近くで神輿渡御を見たい方は、早めに屋台側の歩道に渡っておくことをオススメします。
琴似本通り沿い(琴似神社側)に屋台が並びます。(屋台の横の間隔を開けながら)
琴似神社の前からツルハドラッグの前まで70店以上並びます。結構長いです。
(「二十四軒・手稲通」が丁度屋台の列の真ん中くらいになります。)
屋台の営業時間は、2日間とも11時から21時までです。
焼きそば、お好み焼き、チョコバナナ、クレープ、フランクフルト、串焼きなどの屋台が並びますが、「くじ引き」の屋台がとても多いです。
色々なくじ引きの屋台があります。
こちらは琴似の老舗の「おもちゃの平野」さんの「シールくじ」です。
琴似の商店街の方々による屋台もあります。
地下鉄琴似駅の1番出口から道路を渡ったところに並ぶ屋台です。
屋台の雰囲気が違うので分かると思います。
お酒の販売は琴似商店街の屋台でやっています。
生ビール、日本酒、ワイン、ハイボールは500~600円。
お酒の肴の枝豆や焼き鳥なども販売しています。
ジュースやラムネは100円~250円です。
琴似の地ビール「琴似の目覚め」も販売しています。
(春のお祭りで「琴似神社の祭りでは販売しなくなった」と聞きました。秋のお祭りではどうでしょうか?)
普段は窮屈さを感じない歩道ですが、屋台が並びお祭りを楽しむ人々の往来です。
なかなか前に進めなくなることもしばしば…。
そんな際は先にも紹介した通り、屋台に間隔があるのでそのスペースで混雑をやり過ごす手もあります。
(目的を果たしたら、横断歩道を渡って反対側の歩道に出るのもありですね。)
座る場所はないものの、なんとかスペースを見つけて座って飲食する方々も見かけます。
尚、ゴミ箱はないのでゴミはお持ち帰りです。
琴似神社は御祭神が多く、ご利益も多い神社で、特に縁結びや学業成就で参拝する方が多いです。
絵馬を少し眺めてみるとその様子が伝わります。
普段はとても静かで神聖な空気感に包まれている雰囲気です。
お祭りの日は、正門をくぐると提灯がズラリと並びます。
また、琴似神社境内は演舞場から流れるBGMや奉納芸能の音が聞こえて来て、お祭りの雰囲気を感じます。
社殿や境内末社、神門もお祭りの装飾がされます。
神門をくぐるとやはり荘厳な雰囲気はありますが、いつもよりも拝殿の参拝者が多いので少し賑わいを感じます。
琴似本通りは屋台をめがけて人で溢れますが、琴似神社境内は「人で一杯!」という感じはあまりしません。
琴似神社の境内は結構広いですし、屋台は琴似神社境内には出店しませんしね。
お祭りの屋台を賑やかに楽しむ雰囲気と、いつもにも増して荘厳かつ少しだけ賑やかになる琴似神社の境内で、メリハリがある琴似神社の秋のお祭りです。
琴似神社のアクセス情報です。